国体への道は、遠かったです。
今日、国体選手の最終選考会がありました。
だめでした。
今日の試合の的中だけで、選手が選ばれるなら
「選考委員」という先生方はいらないわけで
今までの試合の結果や、諸々のことを考慮して選出するとのことだったので
ああ、これは無理だろうな・・・とは
わかっていました。
だからこそ、リラックスして
せめて今日は、練習してきたことの総仕上げとして
引ければいいと思っていたのですが、
「選考会」という、今まで私が経験した「試合」のなかでは
一番大きな会の、異様な雰囲気にのまれてしまいました。
緊張してたか、、というと、それほど緊張してたわけじゃない。
だけど、集中していたか、、、といえば、無心だったわけじゃない。
みんなには、「頭の中が真っ白でした」と言ったけど、
真っ白・・・というより、自分だけ時間の流れの違う
真っ暗な異空間にいたような気がします。
自分では、頭の中でポイントポイントを確認しながら
引いていたつもりだったですが、
見ていた先生からは、「大丈夫かぁーーおいー」と思った、と。
緊張で舞い上がっていたことは、何度も今までありますが、
ズブズブと足元が沈んでいくような感覚は
初めて体験しました。
なんだったんだろう、、、あの感覚は?と考えるに
多分、一緒に立ちを組んだ、他の選手のオーラというか
威圧感に圧倒されていたのではないか、と思います。
私が一緒に立ちを組んで引いた、他の2人の方は
国体選手に選ばれました。
お2人とも、いつもは物静かな方なのですが、
今日の射場のお2人は、練習のときには感じたことのない
ご自身の空間を作り出しておられました。
それに対抗する、というか、受けて立てる力が
今の私には全然ありませんでした。
長年培ってこられた、本気モードの底力を見ました。
射技だけじゃなく、ああいう気迫をまとうには
まだまだたくさんの練習と経験が必要だと感じました。
国体の射場に立てるのなんて、まだまだずーーーーっと
先の話です。
一応、強化選手として、国体本戦まで
(8月に近畿ブロック予選があります)
私も一緒に練習させてもらえるようです。
正選手に選ばれた方々の、これから研ぎ澄まされていく様子を
間近で拝見、体感しながら、一緒に練習させてもらえることは
今後の私のすごくいい勉強になると思います。
でも、今は一言、、、
この2か月、ほんんんっとに、疲れました。
これからは、少しシフトダウンして、
ゆったりとした気持ちで、弓と向き合っていきたいと思います。
応援、ありがとうございました。
追記
選考会をもう何度も経験しているY口さんに
試合後「どうでした?」と聞かれて、
「もうナニがナンだかわからないうちに、終わってました」と答えると
「自分の矢どころは覚えてますか?」と聞かれました。
・・・矢どころは覚えている。
1本目はもうビックリするくらい大きく上にはずして×
2本目・3本目は、1時カツカツに○○
4本目は9時に×
2立ち目の1本目は12時ギリギリに×
2本目は3時に○
3本目も12時ギリギリに×
4本目は6時カツカツに○
結果8射4中。
「矢どころをちゃんと覚えているなら、大丈夫。
落ちついてますよ」
いつか、あの雰囲気の中でも、
自分の射ができるようになりたい。