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おっちゃん。

おっちゃんが亡くなりました。

りょんちゃんのおっちゃんは、
私の父の弟。
私が生まれたころ、おっちゃんはまだ独身で
祖母も同居していた我が家のすぐそばの
アパートに住んでいた。

とても、口数の少ないおっちゃん。
りょんちゃんのおっちゃんには甥姪が6人いるが
多分私が一番、かわいがってもらったと思う。



おっちゃんは犬が大好きで、
大阪の天王寺の歩道橋の上で
犬が売られていた、と
かわいそうだと言って、買ってきた。

その犬は、シロと名付けられて
我が家の庭で飼われ
仕事を終えて帰宅したおっちゃんは
私とシロを公園に散歩に連れていくのを
日課としていた。



多分、これは私の最古の記憶だと思う。

ある日、やはり夕方の散歩に出かけた私は
ブランコに乗っていた。
その支柱にシロをつないで
おっちゃんは公園前のたばこやさんに
買い物に行った。

そのころには、大きく、凶暴になったシロが
私を見て、
「あ゛っあ゛っ!!」と何かを訴えた。
子供の頃の私には、シロの声が聞こえた。
「おい!この、クサリ、はずせ!」と・・・・

私はブランコから降りて、
シロのリードをはずしてやった。

シロは、「あばよっ!」と一言私に別れを告げると
公園を一目散に横切り、オレンジ色の夕陽の中に走り去った。

その後、シロは家には帰ってこず、
その後、おっちゃんは犬を飼わず、
そして、私がいま、犬を飼っている。

犬嫌いの父に育てられた私が
今、カイと暮らしているのは
間違いなくおっちゃんの影響だろう。



片時も離さなかった、大好きな犬のぬいぐるみを
便所にまで連れて行って、
汲み取りの溜めに落としたことがある。

そのころのぬいぐるみには、藁が詰められていて
2度と抱ける状態ではなく
処分を余儀なくされた。

毎日、泣いている私をかわいそうだと心配し
街中を走り回って、おんなじぬいぐるみを
見つけてきてくれたのも
りょんちゃんのおっちゃんだった。
出張が多く、地方で見つけたぬいぐるみを
よくお土産に買ってきてくれた。



  

晩年、独り暮らしをしていたおっちゃんは
糖尿病を患っていた。
その合併症で、心筋梗塞を起こし
夜中に自宅で倒れたらしい。

近所の方から、どうもおかしい・・・と連絡をもらい
私の父がカギを開けて、中に入ったときには
おっちゃんが独りで旅立って
すでに5日が経っていた。

警察が来て、検死も行われた。
だから、最期のお別れにお棺の蓋を開けて
お花や愛用品を納めたときも
おっちゃんは全身をすっぽりと綿でくるまれてて
顔の上にもふんわりと綿がかけられてあった。

辛かったね、おっちゃん。
でも、そんなに長い間、しんどい思いはしなかったよね。
誰の世話にもならず、あっさりと旅立ってしまったおっちゃん。

春におばあちゃんの7回忌に会った時
「そうかぁ、弓道始めたんかぁ
かっこええな~がんばりやぁ~
応援してるで」と
言ってくれてたね。

おっちゃんの、ちっちゃな姪っ子を
空の上からこれからも応援していてね。

かわいがってくれてありがとう。

バイバイ




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カスピちゃん

Author:カスピちゃん
弓と布と毛糸と
絵の具と戯れ
メロンパンとたこ焼きを
こよなく愛する
大阪のおかん。

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