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海外駐在妻物語 42

久しぶりのこのカテゴリー。
なんと、半年も放ったらかしにしていました

カレー臭に絡む思い出を2つ思い出したので、
前半後半と綴るはずだったのですが
いざ、文章にすると、当初に思っていたほど、
後半の話は面白いエピソードではなく
なんとかまとめようと四苦八苦している間に
半年も過ぎてしまいました。

しかし、まずこの後半をお伝えしない限り、
次の話題には進めないので、
たいして面白くもない話ですが、ここに載せておきます。

このカテゴリーを楽しみにしてくださっている方々、申し訳ありません。


  


侵略カレー戦争

その日、学校から帰ってきた私は、玄関に入った途端
奇妙な匂いに鼻をひくひくさせた。カレーのようなにおいが玄関に漂っていた。

もう一度、廊下に出て臭いを嗅ぐ。
以前、ご近所のカレーのニオイ騒動に巻き込まれた私は、(海外駐在妻物語 41)
その出所を探った。しかし、その臭いは、あきらかに私の部屋から発せられていた。

うちのカレーなのか、この臭いは?
でも、おかしくないか、このカレー、、、腐ってる??
そう!これは腐ったカレーのニオイだ!

急いで靴を脱ぎ棄てて、キッチンに飛び込んだ。明らかな異臭が鼻をついた。
やっちまったぁー!!カレーを鍋に残して、腐らせてしまったっっ!と、
鍋を探したが見つからない。
冷静になってよく考え見ると、ここ1週間以上、カレーを調理した記憶がない。
じゃあ、ニオイのもとはどこなんだ!?!?

その時、今度は奇怪な音が私の耳を襲った。

げぼっ・・・グゴゴボボボボボボ!!ゲグボっ・・・

キッチンシンクから聞こえる。
ここか!とシンクをのぞきこんだ瞬間、激しい悪臭が眉間に頭突きをくらわした。
クラクラした頭を左右に振りながら、
何が起こっているのか冷静に考えようとその場に座り込んだ。
・・・・隣の部屋で誰かが蛇口を全開にし、水を流している・・・

  

私の隣の部屋には、パキスタン人の男性がひとりで暮している。

とても物静かな方で、廊下で出会うと、いつもはにかんだ笑顔をうかべ、
右手を軽くあげて、「ハー・・・イ」と小さな声であいさつしてくれる。
そして、そのあげた右手は、なぜか、
千切りするときに指先を丸めてキャベツを押さえる「猫の手」の形だ。

彼はとても静かな隣人なのだが、
ときどき我が家の壁をコツコツ・・・コンコン・・・と、かなづちでたたくような音がする。
その場所は、我が家の食器棚を置いている裏側で、音がするたびに夫と
「いつか、お隣さんが食器棚をバーン!!って倒して、
猫の手をあげながら『ハー・・・イ』と現れるかもしれないね」と
冗談言っては笑っていた。

ゴボボボボボボ!!!ジャァーーーーー!!!

音を聞いているうちに、事情がなんとなく見えてきた。

きっとお隣の猫の手にいちゃんが、カレーを腐らせて
シンクに流して処分しようとしたのだろう。
ところが、これが排水溝につまってしまった。
なんとか、水で流そうと試みているようだが、今のところどうもうまくいっていない。
隣の家は我が家とは反転した構造の部屋だから、
うちのキッチンの排水溝は、お隣のそれとつながっている・・・・
それで、我が家にまで、悪臭や奇妙な音までもが伝わってきてるんだな・・・

次の瞬間に、冷静を通り越して、私は真っ青に凍りついた。
音がどんどん近付いてきている。カレーがどんどん近付いてきている。
私の頭の中は、我が家のシンクが、
逆流してきた腐ったカレーで満々に満たされる情景に占領された。
腐ったカレーとともに、排水溝を通って、
お隣のにいちゃんが猫の手をあげながら、
「ハー・・イ」とやってくる妄想が私を震え上がらせた。

このまま放っとくわけにはいかない!!
私の家が、腐ったカレーに、そして隣のにいちゃんに占拠される!!!

あわてて、我がキッチンの蛇口をひねって、大量の水による迎撃を試みた。
ところが、こともあろうか、水はずんずんとシンクに満たされていき、
一向に排水溝に流れていかない、、、

すでに我が排水溝は、隣の猫の手カレー団の手に落ちていた。

明日につづく・・・


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カスピちゃん

Author:カスピちゃん
弓と布と毛糸と
絵の具と戯れ
メロンパンとたこ焼きを
こよなく愛する
大阪のおかん。

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