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へろへろの2週間 ③

結局、日・月・火と3日間、
何もせず、寝て過ごしてしまった・・・


21日(水)は、我が愛車の車検だった。

朝から、ディーラーのY川さんが私のウィッシュくんを迎えに来て
代車のNewウィッシュ氏を置いていってくれた。

父は入院前、歯医者にかかっていて、
クルマで事故を起こしたのも、
次の日の歯医者の支払い代金を下ろしに行こうとしたからだ。

2本の高級な差し歯が出来上がっている、
早めに来院してください、と再三にわたり、留守宅に歯医者から連絡がきていた。

明日は退院だから、今日のうちに済ませてしまおうか、と
父を午後から再び外出させることにした。
転院に備えて、気分転換に連れだしておくのもいいだろう。

私の愛車はまだ、キーを差し込んでエンジンをかけるタイプだけど、
代車のNew氏は、今風のキーレス。
色も黒で全く同じなのだけど、これに戸惑う。

歯医者に行って、差し歯を入れてもらい、
またお腹がすいたというので、スパゲティーを食べた。

電話がかかってきた。
ディーラーのY川さんからだ。
私のクルマに不都合が見つかり、部品交換が必要になったらしい。
でも、部品は明日にしか届かないので、
今夜預かって、明日の夕方仕上がりにしてもいいか?とのこと。

助かった。それならあわてて帰らなくてもいい。

髪が伸びている、と気にするので、
散髪屋さんも行くことにした。

さっぱりとして、夕食ギリギリに病院に帰る。

明日は転院するから、朝迎えにくるからねーと病院を後にした。

実家に寄って、代車のNew氏を実家の駐車場に入れ、
代わりに父のプリウスさんで家に帰ってきた。

明日の朝は早い。
10時半には新しい病院に行かねばならず、
渋滞に巻き込まれるとまずいので、
明日の朝は電車で実家まで行き、
そこでクルマに乗り込んで病院に行く、という作戦だ。

病院への支払いのために、父から預かった財布を持って
銀行で出金する。
結局、用意したお金では足りず、私のカードで支払うはめになったが・・・

相変わらず父は、荷物を自分で紙袋になにもかもいっしょくたに詰め込み
待っていた。
汚れものも洗濯ずみのものもごっちゃごちゃ・・・

父を後部座席に、荷物を3列目のシートに積み、
転院先のN県H中央病院に走った。
途中、父が「財布がない」と、小銭財布を紙袋の中から探そうと
がさごそ荷物を撒き散らす。
「後で探してあげるから!!」というも、3列目の紙袋にまで
手を伸ばす。

約束の5分前に病院に着き、手続きをし、診察を受ける。
検査に回され、病室が与えられたのが、昼過ぎ。
父は、お昼ご飯を食べさせてもらい、午後もいろいろな検査に回る。
3時前まで病院にいたのだが、空腹と疲労でたまらなくしんどくなったので
後は看護師さんにお願いして、帰ってきた。

病院の駐車場から出るときに、料金を払おうとすると
私の財布には小銭がなかった。
千円札もなかったので、うわっ、どうしよう・・と思ったら
後続のクルマが待っているのがバックミラーにみえた。

そうだ、父の財布にはあったかも・・・と
その中から千円札を出し、あわてて支払いを済ませて、
病院を後にした。

家に帰ってきて、その辺にあったものを適当に食べたら
ソファーに倒れこんで、そのまま寝てしまった。

私のクルマが車検から帰ってくる前に
代車のNew氏の中の荷物を降ろさないと・・と
後部座席付近を確認した。
やっぱり、座席の下から、父の靴下の片方が出てくる・・・

運転席と助手席は一瞥し、何もないことを確認し、
代車のNew氏は、ディーラーさんに連れられて帰って行った。

長い1日が終わったーーー

翌日、23日(金)
昼過ぎにカバンの中を見て、血の気が引いた。

父の財布が、ない。

財布がない!!!

どこだ?どこにおいた??昨日出した??どこで出した??

家の中を探すも、ない。

もしかしたら、父の病院か?
たしか、昨日、病院で出したよね?いつ?どこで??

一縷の望みを抱いて、病院に行くも、やはり財布はない。

夫が自分の財布と間違えてもっていったか?
でも、それなら連絡が来るはずだし、夫の財布も家にはない。
まさか、2つは持っていかないだろう・・・

もう、考えられるのは、あそこしかない。
代車New氏の中だ。

そう、昨日駐車場でお金を払う時に父の財布を出した。
きっとカバンに入れそびれて、座席の間に落ちたのではないか・・・
座席の上は、確認した。
でも、運転席と助手席の間はきちんと確認しなかった。
きっと、あそこだ。

あわててディーラーに電話をかけて問い合わせる。

「あのNew氏は、今朝次の方の代車として出てまして、
 帰りは、明日の夕方になります。」

一応貸し出す前に自分たちも車内を点検している、財布の忘れものは
見当たらなかった。明日の夕方に代車が戻ってこないと
車内確認はできない・・・

金曜日の夜、眠れなかった。

財布は間違いなく代車の中にあると思う。
でも、そのまま、残されたまま、明日クルマが帰ってくるだろうか。

もし、なかった時のことを考えたら、目の前が真っ暗になった。
自分の財布なら、面倒でも手続きのしようがわかる。
銀行も、クレジットカードも、連絡するところがわかる。

父の財布、いったい何が入っていた??

キャッシュカードは、見た。
あの、後ろになにかクレジットカードが入っていたようだけど、
どこの会社だった??
あと、小銭入れの後ろにも何か入っていたような、、、
あれはカードなのか?診察券の類か?
父に運転は諦めろ、と言っているのに、いまごろ免許証をなくしてどうする、、、

もし、なかったとき、どうすればいいんだ!?
あの、父から、聞き出して、手続きができるのか?
どれだけ、大変な作業が待っているんだ・・・

次の日、朝早くから、父を会社の100周年の記念式典に連れて行った。
お医者さんから無事許可がもらえたのだ。

財布のことを聞かれたら、どうしよう。
今日は持ってくるのを忘れた、と、
とりあえずとぼけようと決めた。
式典に参加し、昔の同僚に会って、父は疲れたけど
とても楽しそうだった。

昼前に病院に戻る。
検査が終わった父は、2時にリハビリ病棟へ移る予定になっていた。

一旦家に帰って、昼食を取り、2時に病院に戻って、
病室を移るのを手伝った。

そのあと夕方、道場に練習に行った。
平静を装っていたけど、気が気じゃなかった。
教室が終わって、クルマからディーラーに電話をかけた。
向こうからの着信はないままだ。

「折り返し、電話します。」と言われた。

胃液が上がってきた。
仕方ない、、、自分のせいだ。
ちゃんと車内を点検しなかったのだから・・・

クルマを家の方に走らせて、10分後、
ケータイが鳴った。

「カスピさん!すみません!ありました!!
 座席の間に挟まっていました!!」

自分たちの不注意で、確認不足でした、家に持っていきます、と
言ってくれるのを、今から取りに伺います!と押しとどめ
ハンドルを右に切った。

よかったよかったよかったーーーー!!!!

「ちゃんと確認しなくてすみません。これですよね。」と
財布を手渡されたとき、ペチャンと座り込みそうになった。

ほんとによかった。

ひとりで走り回ってた。空回りしてた。
なるようにしかならないことをなんとかしようとして
無駄にあせってた。

落ちつけ、わたし。
財布を手にして、力が抜けた。

土曜日の夜、泥のように眠った。

で、体力精神力を回復するのに、3日間かかった。

日曜日は、病院にも行かなかった。
とにかく、自分の休日と決めて、なにもせず、寝て過ごした。

月曜日、病院に覗きにいくと、父は機嫌よくしていた。
朝から、リハビリで運動してきたことなど、
ハキハキとうれしそうに話していた。
ほどなく、午後のリハビリへのお誘いがかかったので、
「がんばってね~」と送り出し、
そのまま私は帰ってきた。

火曜日、夕方覗きに行くと、昨日とは打って変って
父はぼんやりとして、同じことを何回も言っていた。
そして、また、病室の隅の紙袋には荷造りがしてあった・・・


水曜日、久しぶりに美容院に行ってきた。

「イメチェンしたいです!おまかせで!」と
馴染みの美容師さんにお願いして、
短く切って、15年ぶりにパーマをかけた。

朝から、同じく脳梗塞で父親を見送った友人のNちゃんと長電話した。

終わってみたら、ああ、あのときああすればよかったのかも、と思う。
でも、その時には前もって準備なんてできない。
父の病状に一喜一憂し、もしかしたら、元気になるかも、
元のようになるかもと期待し、なんでできないんや!と怒り、
ああ、もうこのまま進んでいくんだなと絶望し、
話せばわかるとあきらめきれず、早く亡くなってくれと思う。

正解なんてどこにもない。
その場その場で精いっぱい考えて選んだ答えでも、きっと振り返れば
後悔することだろう。

「それでいいんですよ。」とNちゃんは言った。

そうするしかないんです、答えはどこにもない。
きっとそれが、自分を育ててくれた親との別れの儀式だろうから。

経験者のNちゃんに救われた。
切った髪と同じだけ、心が少し軽くなった。
もう多分、ブログで吐き出さなくても、
父を日常のひとつとやっていけそうな気がする。

私にはランチに連れだしてくれて、ぼやきを聞いてくれる友達や
受け止めてくれる友人、ブログを通して応援してくれるみんながいる。

あせらなくてもいい、うまくやろうとしなくてもいい。
毎日をウキウキと、楽しいこと、うれしいことを見つけて
小さな幸せを積み重ねていきたいと思う。

介護認定は4月2日に来てくれることになった。

春の短い髪に似合う、新しいピアスを買おう。


*******


1203-20-01.jpg

1203-20-02.jpg

先日の審査の写真、M木先生が撮ってくださって
プレゼントしてくださいました。

やっぱり右ひじと張りだな、、、、

次への課題にします^^


































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カスピちゃん

Author:カスピちゃん
弓と布と毛糸と
絵の具と戯れ
メロンパンとたこ焼きを
こよなく愛する
大阪のおかん。

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